NHKの新日本紀行より
日本海に面した山形県鶴岡市浜中地区では昔から、小学生の女の子たちが義兄弟の契りを交わす
「けやき姉妹(きょうだい)」
という風習があります。
この”けやき”は元々は”けいやく”で、これが略されて”けやき”となったようです。ただ、最近は少子化で儀式を行うことが少なくなってきたようですが、この冬に4年ぶりに行われました。
この「けやき姉妹(きょうだい)」で、結ばれた他人同士は、その後、ずっと死ぬまでつながっています。
お互いに子供時代に一緒に過ごしたりするだけではなく、お互いの結婚式に出席し、相談相手になったり、死ぬまで義理の姉妹なのです。
つまり、家族になるんです。
これ、とてもすごいことであり、素晴らしいと思いました。
私達は遺伝子的に元々はアフリカの先住民の祖先です。
ですから、出会う人はある意味、家族なのです。
ただ、水知らずの人がファミリーと言われてもピンとこないかもしれません。
ですから、身近なところからスタートすればいいと思います。友人、知人、同僚、近所の人、サークルの仲間、etc。
出会う人が自分の家族だと思えるなら、心はとても喜ぶはずです。
私達人間は絆を結ぶことが嬉しいんです。それが本来の姿だから。