1秒で約130万円ずつ増える借金
11月 8th, 2010 by Atom
これは国が抱えているつまり、国民全体で抱えている借金の状態です。
NHKスペシャル「借金862兆円の真実」という番組で日本がどのようにしてこのような借金大国になっていったのかということが説明されていました。
原因はいろいろあるのでしょうが、責任は誰かにあるというより、誰にでもあるということかと思います。
このままこの状態を放置しておくとどうなるでしょうか?
ちょっと想像してみますと
国が破産することになります。すると国際通貨基金のIMFによる管理下に置かれると思います。
まず、急激に円安になり、物価は上昇します。貨幣の価値が下がるでしょう。輸入品が高くなりますから、景気は悪化します。国民生活は困窮に向かいます。国の予算はかなり減りますから、国会議員や公務員の定数削減や給与削減が進むでしょう。民間では国や地方公務員以上に厳しいでしょう。
ただ、追い風が吹きます。それは輸出です。国際競争力が高まり、輸出は好調になります。輸出企業は復活し税金も増えるでしょう。ただ、税金は借金の返済に向かいますから、国民生活は苦しいでしょう。
しばらくは借金返済のための経済活動という感じになると思いますが雇用は増える可能性があります。日本の製品やサービスは素晴らしいものです。海外から見ればそれが低価格で手に入るなら需要は大きいからです。
うまくいくと破産することで再生するというシナリオもあるかもしれません。
現実にはどのようになっていくかわかりませんが、少なくとも日本が自分の価値を高めておく、つまり技術力や開発力や創造力を持っている限り、日本の未来は大丈夫だと思います。