NHK総合の「産地発!たべもの一直線」という番組を見ました。
今回は、全国に先駆けて出荷される熊本産の「極早生みかん」を栽培する農家の野尻勇さんという方が出演されていました。
甘いみかんを育てるためにいろいろな工夫をします。
例えば、水を極限まで与えずに、乾燥してちょっとこれ以上は無理というところまでに達したら水を与えます。これにより甘いみかんができるそうです。
今年の夏は暑かったためにみかんが一部だけ色づいてしまうやけど状態になることが多かったそうです。そのため枝を折り曲げることで葉っぱが影になるような工夫をしていました。これの開発するまで3年かかったそうです。
野尻さんは父親の跡を継いでみかん農家になりました。ただ、父親が野尻さんがみかん農家をはじめたらすぐに亡くなってしまったので本当に一から学んだそうです。地域の農家にわからないことを聞きながら、みかんと向き合いました。
長い時間をかけ、自分なりのみかんの育て方を確立していったのです。今では地域の人と協力しあったり、若手農家に自分の技術を教えたりして、地域活性化に貢献しています。自分が育ててもらった恩返しのみかんだけでなく人を育てているのです。
みかんを育てることは人を育てることと似ていると思います。
・大変なことがいろいろあります。
・甘やかしすぎてしまうとかえってだめにしてしまいます。
・育てることで自分が成長していきます。
人が成長する過程として
学ぶ⇒極める⇒伝える⇒さらに深く学ぶ
のようなプロセスがあると思います。
何かに意識を集中して取り組むことは人を成長させていくのでしょうね。