サンクコスト(埋没費用)
5月 9th, 2010 by Atom
英語で書くとsunk costで日本語で埋没費用という言葉をご存知でしょうか?
これは経済用語ですでに支出が済んでおり、回収の可能性がないコストのことですWikipediaなどに解説があるので見てもらえればわかると思いますが
例えば、本を買ってそれを読もうとしたがそれがつまらなかった。読む価値がないと判断した場合、その本を読み続けるのがよいか、それとも読まない方がよいでしょうか。サンクコストという見方では読まない方がよいのです。そして読まないことにより空いた時間を他のことに使うということです。
つまり、お金を何かの使ったとしてもそれが価値がないとわかったらそれを放棄し、別のことに時間を使うという考え方です。
これは自分にはハッと気づかせるものがありました。
一日の時間の使い方やお金の使い方などいろいろな面でサンクコストということから考えたら、無駄なことをやっているかもと感じたからです。
もちろん「無駄なことはない。それはいつか役に立つ経験である。」
という言い方もできるのですが、
「じゃあ、いつ役に立つ?」
と問われた時に、答えがないのです。
大事なのは自分の目的のために行動しているかとうことです。先程の例でもちろん一番いいのは本を買わないことです。つまり、価値があると判断して買ってしまったことは間違いだったのです。しかし、間違いを間違いだときちんと認めて先に進むことは大事なことです。
私事ですが、お金を使って購入したものごとに対してその価値を十分引き出そうとする傾向があります。つまりあまり無駄にしたくないと思ってしまうのです。もちろんこれ自体は悪くないし、使ったお金を無駄にないことはよいことだと思います。
しかし、問題なのは価値があると思っていたのが間違いと気づいたのにそれを価値があると偽りながら続けてしまうことです。
サンクコストの考え方をひとつのものの見方として利用しようと思います。