今日は、経済の話しをします。
読売新聞では特集で日本の経済破綻の可能性の記事が掲載されています。日本はすごい量の国債を発行しています。
国債とは国の借金です。そしてその借金の額は平成21年12月末現在で8,715,104(億円)つまり870兆円というとてつもなく大きな数字となっています。
先日、ギリシャの破綻がニュースになりました。でもその借金額は35兆円ほどです。日本の借金がいかに大きいかということです。
さてなぜこのような過大な借金が可能かというとそれは日本の貯蓄額の高さからきています。ローンなどの返済額を除いても1000兆円ほどあるのです。今、国債を発行できるのはこのバックボーンがあるためです。
しかし、どんどん借金は膨らんでいるため、いつか破綻するのではとの危惧が急速に高まっています。
「お金があまりない人には関係ないのでは?」
実はすごく関係があります。
破綻すると日本のお金の価値が急速に落ちます。1ドルが数百円になるでしょう。すると輸入に頼っている日本は物価が急激に上がります。今はデフレですが急激にインフレとなります。するとものが高くて買えなくなります。食べるものにも事欠く可能性があるでしょう。大きな混乱となり、収拾がつかなくなるかもしれません。
ただし、これは日本だけの問題ではありません。日本が経済崩壊すればその影響は他の国々にも大きく影響します。絶好調の中国もその影響を大きく受けますし、アメリカも大打撃となります。
このような崩壊の可能性はいろいろなところで取り上げてられているようです。それだけ危機感が増してきていることなのかと思います。
この経済崩壊のシナリオは絵空事ではなく、可能性としてそちらに向かいつつあるのは確かです。ただし、どうなるかの未来はこれからどう行動するかにかかっています。
高コスト社会から脱却し、低コストでも国が豊かになるようにする必要があります。
政治の役割は大きいですが、ひとりひとりの国民にその未来は委ねられています。