今年の夏は思ったより暑くありませんでした。エアコンやアイスなどの夏物商品は売れ行きがよくなかったようです。その代わり、温泉やおでんが流行ったということです。気候が人の心理に与える影響は大きいのでしょう。
人はなるべく心地よく過ごしたいため、環境をなるべく快適にしようとしてきました。そのために温度や湿度を調整できる空調システムを開発してきました。またいつでも旬の野菜以外でも食べれるように温室で野菜や果物を育てる栽培システムを作り出しました。ただ、環境への配慮がなかったために温暖化という大きなツケを払う必要がでてきています。
アメリカなどでもオバマ大統領がグリーンニューディール政策を推進するなど、環境対応社会への推進はあらゆる国で行われています。これらの動きは温暖化の弊害を経験してはじめて環境の大切さに気づいたということでしょう。
科学技術の発展は私達の暮らしを豊かにしてきました。しかし、その結果失ったものもたくさんあります。これからの社会は自然といかに共存しながら私達が幸せに暮らすためにどうしたらいいかを考え、実践する時代になっています。私達は自然に勝つのではなく、自然とともにあり、自然の一部なのですから。