私達は徹底的に自分に執着しています。
自分の喜ぶことを欲し、自分が恐れたり、苦しむことを避けようとします。
これは、自分に執着しているため、もっとはっきり言えば、自分の心がどのように感じるかに執着しているということです。
私達は自分自身=感情
と思っているからです。
ですが、釈迦はすべてが空であり、何もないと言っています。
こういう考えに立つ時、自分への執着することは、何も意味がありません。
すると、どう感じようがそれが気にならないので、自分に執着する必要がないのです。
「自分に執着しなくていい」
こう感じた時、鳥肌が立ちました。
とても楽になります。
自分を喜ばせるために何かをする必要はありません。
自分が怒りや恐れを感じる必要もありません。
自分も自分の感じる感情も何もないのですから。
何もない空なんです。
執着について本ではこう書かれています。
「自分への執着を捨てた時、初めて他人への執着が捨てられる」
これは、自分への欲求を捨てることであり、どんな自分をも許すことです。
これは、ありのままの自分を受け入れる、ありのままの他人を受け入れる。
つまり「愛」となります。キリストが言っていることと同じですね。
また誰かがこんなことを言ってたような感じがします。
「すべてを捨てることで、すべてが手に入る」
何もいならいということは、すべてがあるということですから。
まさにそういう感じです。