先日、投稿した
で、苦を無くすための方法として「八正道」があります。
1、正見・・・4つの聖なる真理を理解し因果の法を信じ形や欲望に惑わされない
2、正思・・・煩悩を持たない。執着せず、怒らず、人に害を与えない
3、正語・・・嘘、無駄口、悪口、二枚舌を使わない
4、正業・・・どんな生命も奪わず、盗まず、不倫をしない
5、正命・・・恥ずべき生活をしない
6、正精進・・・正しい方向に向かって努力を怠らない
7、正念・・・清らかで注意深い心を持ち続ける
8、正定・・・知恵が働くようになるため心を平穏に保つ
「どうでしょうか?」
もしかしたら眠くなった人や難しいと感じた人もいるのではないでしょうか。
私はとても堅苦しく感じました。
ですが、釈迦らしいなとも思います。
いかにも修行的ですね。
ここでいう「正」は正しさです。ですので、要するに
「正しいこと」
をしなさいってことです。
でも「正しいこととは何だろう?」
ってなりますよね。
前にも話しましたが絶対的な「正しさ」などはないのですから。
私は「正しさとは喜びを感じることに帰着する」と思います。
ですから、 「正しいことをする」とは「自分と他人が喜びを感じることをする」ことだと思います。
こう考えるとシンプルになります。
でも、「価値観が違って自分が喜びを感じることと、他人が喜びを感じることが異なる場合はどうするのか?」
という疑問が沸いてくるかもしれません。
実は、他人と自分が共に「自分の喜び=他人の喜び」と信じて、そう感じるなら、どちらでもいいのです。
感じる力が高まると、相手の感じることを感じますし、自分の感じることも相手が感じます。
気持ちが通じ合う状態なら、自他の区別は感じなくなります。
お釈迦様は 「八正道」を示したのは、左脳タイプの人にもわかりやすく示したのではないかと思います。
相手を自分のように感じる人なら、単に喜びを感じることをすることが、苦をなくすことにつながります。